【FXの仕組み】FXのレバレッジやリスクを理解して投資を始めよう
FXに興味はあるけど、仕組みがイマイチわからず困っていませんか?
- FXに興味があるけど、どうやったら利益が出るのか仕組みが理解できない
- FXの取引方法がわからない
- FXは危険・借金することもあるから危険というイメージがあるけど、実際はどうなの?
この記事は以上のような疑問をお持ちの方のために書きました。
FXの仕組みや取引方法で悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。
FXの仕組みとは?
FXとは他の国の通貨を買ったり売ったりして利益を出す投資方法のこと。
例えば、1ドル100円の時にドル円を購入し、110円で売却すれば、10円の利益を得られます。
FXで儲けたいと考えている投資家は、以下のような思惑を持って取引をしています。
- 現在の為替の価格が安いと思えば買い、価格が上昇したら売る
- 現在の為替の価格が高いと思えば売り、価格が下落したら売る
たったこれだけです。
以下の表はドル円の価格が1ドル100円の時に買い注文と売り注文を出した時の損益です。
買い注文の場合
105円に上昇 | 110円に上昇 | 95円に下落 | 90円に下落 |
---|---|---|---|
5円分の利益 | 10円分の利益 | 5円分の損失 | 10円分の損失 |
売り注文の場合
105円に上昇 | 110円に上昇 | 95円に下落 | 90円に下落 |
---|---|---|---|
5円分の損失 | 10円分の損失 | 5円分の利益 | 10円分の利益 |
ドル円を買った場合は上昇すればするほど、利益は大きくなります。
逆に価格が下落すればするほど、損失も膨らみますね。
一方、ドル円を売った場合は逆です。
ドル円の価格が下落すれば利益が増えますが、逆に価格が上昇すれば、損失が大きくなります。
このようにFXは、ある通貨ペアを買ったり売ったりすることで利益を得る方法です。
FXには2つの儲け方がある
FXには2つの儲け方があります。
- トレードをしてその為替差益で儲ける
- スワップポイントでコツコツ利益を儲ける
トレードをしてその為替差益で儲けるとは、先に説明したように、ある通貨ペアを売買して利益を得る方法です。
為替差益で儲ける方法のメリットは以下の2つ。
- やり方次第で大儲けが可能
- 様々な通貨ペアから選べる
FXはやり方次第で大儲けができます。
ただ、逆に大損することもあるので注意しなければなりません。
またFXである程度稼ぎたいのなら、為替差益(トレード)で儲ける方法を選びましょう。
テレビや雑誌で「FXをして大儲けや大損した」というケースは、為替差益で儲けようとした人たちがほとんどです。
- 通貨ペアを選択
- 買いもしくは売り注文をする
- 価格を確認する
- 利益が出たら決済する
一方、金利の高い国の通貨ペアと金利の安い国の通貨ペアの取引をして、毎日スワップポイントをもらう儲け方もあります。
例えば、金利の高い南アフリカランドと金利の低い円の組み合わせである南アフリカランド円を取引します。
みんなのFXという証券会社では、南アフリカランド円を購入し、持ち続けるだけで1日あたり120円(10lot購入した場合)がもらえます。
(画像引用元;みんなのFX公式サイト)
南アフリカの金利※ | 日本の金利 | 1日の利益 | 1ヶ月の利益 |
---|---|---|---|
6.25% | 0.1% | 120円 | 3,600円 |
たった120円の利益ですが、決済せずに持ち続けるだけで毎日120円もらえるので、あなたはほとんど何もしなくても1ヶ月3,600円の利益が得られます。
スワップ目的のトレードは為替差益を目的に取引するより稼げないのが難点です。
FXでは買い注文だけでなく、売り注文も可能
FXは株式投資や投資信託などと違い、売り注文も簡単にできます。
売り注文ができるメリットは以下の2つです。
- 買いと売りの両方で儲けられるので、チャンスが2倍
- 景気が悪くなっても、売り注文ばかり取引することで利益が得られる
買いと売りの両方で儲けられるので、チャンスが2倍
FXは買いだけでなく売りでも注文ができるため、チャンスも2倍です。
- ドル円を買って1万円儲けた
- でも、そろそろ上昇しなくなってきたな
- 今度はドル円を売って稼ごう
買い注文で稼いだ後、売り注文で稼ぐこともできます。
景気が悪くなっても、売り注文中心に取引することで利益が得られる
株式投資や投資信託は基本的に買い注文中心です。
そのため、世界の景気が悪くなり、数年以上価格が下落すると、儲けにくくなります。
しかし、FXは世界の景気が悪くなっても、売りで儲けることが可能です。
さらに為替の価格は上昇するスピードよりも下落するスピードの方が早いです。
そのため、短期間で大きく稼げます。
例えば、以下のチャートは、2015年〜2019年頃のチャートです。
1年で24円の大暴落をしていますが、その後3年経過しても2015年の高値を回復できていません。
2015年の高値まで上昇しても、下落した時の4倍の時間が掛かったことになるね。
FXは簡単に少額から始められる
FXは株式投資や不動産投資などよりも少額から始められます。
以下の表は各投資方法の大まかな必要資金です。
株式投資 | FX(国内) | FX(海外) | 不動産投資 |
---|---|---|---|
10万円以上 | 10万円以上 | 5,000円以上 | 数百万円以上 |
FXの取引は必要証拠金と呼ばれるお金が必要ですが、ドル円を取引するための最低金額はおおよそ4,000円前後。
さらに海外のFX会社なら、ドル円を取引するために必要な最低金額はたったの200円前後。
5,000円ぐらいのお金で利益を出し続けることも可能なんです。
FXではレバレッジを効かせることで大きな利益を出すことが可能
ではなぜFXは少額の資金で利益を出せるのでしょうか?
それは、FXにはレバレッジという仕組みがあるからです。
レバレッジとは自分が取引に使うためのお金(証拠金)の何倍もの金額の取引が可能になる仕組みのこと。
国内証券会社と海外FX会社ではレバレッジが違います。
国内FXの最大レバレッジ | 海外FXの最大レバレッジ |
---|---|
25倍 | 上限なし(400倍以上の取引所が多い) |
以下の表を見てください。
あなたが取引に使うためのお金が1万円なら、普通取引できるドル円は1万円分のみですが・・・
レバレッジ1倍 | 約1万円分のドル円しか購入できない |
---|---|
レバレッジ10倍 | 約10万円分のドル円が購入可能 |
レバレッジ100倍 | 約100万円分のドル円が購入可能 |
このように、レバレッジを高くすることで、あなたの取引できるドル円の取引量が増加します。
当然、取引量が大きくなればなるほど、大儲けしやすいです。
- 1,000通貨購入したドル円が1円動くと+−1,000円の損益
- 10,000通貨購入したドル円が1円動くと+−10,000円の損益
- 100,000通貨購入したドル円が1円動くと+−100,000円の損益
10万通貨購入すれば、ドル円が1円動いただけで10万円も稼げますね。
なんだか夢があると思いませんか?
これがレバレッジのメリットになります。
FX取引の方法を解説
FXに興味はあるけど、注文をしたことがないから不安という方のために、取引画面の見方と注文手順を解説します。
@買い注文の方法
今回はみんなのFXのWEBトレーダーを例に解説します。
以下の画面は取引画面です。
- まず通貨ペアを選択します。
- 今回はドル円なのでUSD/JPYを選択します。
- 次に取引量を入力します。
- 最後に赤色の買いボタンをクリックします。
なお、取引量は国内と海外のFX会社では違うので気を付けてください。
証券会社 | 0.1lot | 1lot | 10lot |
---|---|---|---|
国内 | 1,000通貨 | 10,000通貨 | 100,000通貨 |
海外 | 10,000通貨 | 100,000通貨 | 1000,000通貨 |
次に注文に間違いがなければ、チェックを入れて、一番下の買いボタンをクリックすれば注文完了です。
A売り注文の方法
次に売り注文の方法を解説します。
- 取引画面から通貨ペアを選択します。
- ドル円の場合はUSD/JPYを選択し、取引量を入力します。
- 最後に青色の売りボタンをクリックしてください。
次に注文に間違いがなければ、チェックを入れて、一番下の売りボタンをクリックすれば注文完了です。
このようにFXの取引はとても簡単です。
ただ、注文ミスだけには注意してくださいね。
FX取引をする際のリスクについて
FXは少ない資金で大儲けを狙うこともできるため、大学生・サラリーマン・専業主婦など幅広い年代層から人気のある投資です。
しかし、FXにはいくつかのリスクがあるので注意してください。
- 取引量が多すぎると大きな損失を抱えることもある
- 追証には注意
- 適当に初めて勝てるわけではない
@取引量が多すぎると大きな損失を抱えることもある
FXで証拠金の額に見合わない取引をすると危険です。
FX会社では、強制ロスカットの機能があるので、損失があなたの手持ちの資金を超えることは少ないです。
強制ロスカットとは、損失がある一定の水準まで膨らむと、その時点でFX会社にポジションを強制決済されること。
しかし、経済危機や戦争などの出来事がきっかけで、急激な暴落が起きると、ロスカット注文が成立しないことがあります。
そうなると、自分の思っていた以上に損失が拡大することもあり、危険です。
特に深夜のように寝る時間にポジションを保有するときは、取引量を抑えることをおすすめします。
A追証には注意
国内の証券会社でFXをする時は、追証に気をつけてください。
追証とは取引に必要な証拠金が足りなくなった場合に、追加でお金を口座に入れなければ、強制的にポジションが決済されること。
追証は、ロスカットが成立せず、含み損が急激に大きくなった時に発生しやすいです。
もし、指定時刻までに追証が支払えなければ、全てのポジションが強制決済され、残った含み損は、FX会社に請求されます。
追証が原因で借金を抱えてしまう人もいます。
ただし、追証があるのは、国内の証券会社だけ。
海外FX会社では追証という制度はなく、口座の残高がマイナスになってもお金を支払う必要はありません。
借金を抱えるリスクを持ちながら取引したくない方や資金が少ない方は、海外FXでの取引を強くおすすめします。
海外のおすすめ証券会社はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
B適当に初めて勝てるわけではない
FXは適当に初めて勝てるわけではありません。
なぜなら、FXの世界は私達個人投資家だけでなく、証券会社や保険会社など数千億を超える資金を持っているプレイヤーも多く参加しているからです。
ルールも決めずに、気分で買うか売るか決めていては、最初は勝ててもいつか大損をします。
注文と決済時のルールは必ず決めてトレードしていきましょう。
注文時のルール→25移動平均線を5移動平均線が下から上へ抜いたら買い
決済時のルール1→5移動平均線の向きが下になったら利益確定
決済時のルール2→注文後、直近の安値を下回ったらロスカット
イメージはこのような感じですね。
もちろんこのトレードルールではFXで勝つことはできませんので、詳しくはこちらの記事を参考にしてトレードルールを作ってみましょう。
【まとめ】FXは仕組みさえ覚えればすぐ取引ができる投資
FXは難しいイメージやリスクが高いイメージがありますが、実は簡単です。
FXの仕組みやトレードルールを覚えれば、ずっと稼ぎ続けることもできます。
ただ、国内の証券会社は追証があるため、初心者の方は避けるのが無難ですね。
追証がなく、資金が少なくても効率的に稼げる海外FXがおすすめですよ。